ローマ社会の睡眠 2
男らしく快楽を楽しむこと、あるいは、盲従的に快楽を与えること、それが全てでした。
ポール・ヴェーヌがはっきりと示したように、ローマは、他の多くの町同様、「男性優位」の社会です。
女性は、男性に仕え、男性の欲望を待ち、悦びを持ち得るものならば1女性が悦びを感じることは道徳的に疑わしいことでした。
悦びを見いだす・・・。
この男らしさは、古代社会の政治という氷山の隠れた部分に根ざしています。
軍国主義的集団、あるいは、危険な環境のただなかにいると感じている開拓者集団にみられた「無気力さ」に対する嫌悪が、こうした男らしさを産みだしたのです。
(これに類似するものとして、排他的な開拓者や「猛者」の祖国であるアメリカ合衆国では、ある州で、最近クンニリングスやフェラチオが禁止されはしなかったでしょうか?)
ローマはまた、奴隷制度擁護の社会でもあり、主人が初夜権を行使しました。
その必然的結果として、必要が法をつくっていました。
「主人が命じることを行なうのに恥ずかしいことなどない」のです。
羽毛 掛け 布団がなかった時代のことだとはいえ、ちょっと考えられませんね。