いよいよ始まった裁判員制度では、ガイドヘルパーの活躍が期待されています。
裁判員制度の準備段階では、視覚障害者や聴覚障害者に対するサポート体制の整備が課題となっています。資格障害者が裁判員になるうえで、点字翻訳やガイドヘルパーの付き添いはとても重要です。
日本の裁判員法は「職務遂行に著しい支障がある人」は裁判員になれないと定めてあります。この結果、重い障害だと裁判員になれないことがあります。ただ、視覚障害者は裁判員になるようです。
アメリカの陪審員制度を描いた映画「ニューオリンズ・トライアル」では、視覚障害者の陪審員が陪審団のリーダーに選ばれました。陪審の行方を左右するキーマン的な存在になりました。(ただ、この映画では、ガイドヘルパーは登場しませんでした。)
裁判員制度が始まるのに先立って、日本盲人会連合は裁判所への移動に付き添うガイドヘルパーの費用補助などを最高裁に要請しました。供述調書などの点字翻訳も求めています。
裁判員が参加する裁判では、審理内容についての図やイラストを駆使した説明が話題になっています。ガイドヘルパーがうまく手助けすれば、視覚障害者もこうした図やイラストを上手に理解できるでしょう。
厚生労働省によると、2006年度で18歳以上の視覚障害者は約39万人いるそうですので、裁判員に選ばれる確立は結構高いといえるでしょう。ガイドヘルパーが仕事をしやすい環境作りが求められます。